夏に多い『水いぼ』の治療

暑くなる季節にはいると子供を連れ立って皮膚科をたずねる親御さんの姿をよく見かけます。 プールの季節に親を悩ませるのが 『水いぼ』 です。 『水いぼ』 はプールでの感染が多いとされており、 しかも10歳以下の子供に多く発生することから早めの診察、 治療が必要となります。


プールに入れないこともある

『水いぼ』 は子供にできやすい感染症です。 『水いぼ』 ができると学校や幼稚園、 スイミングスクールによってはプールに入れないこともあります。 皮膚接触で感染しやすい 『水いぼ』 は正式には 『伝染性軟属腫 (ナンゾクシュ)』と呼ばれ、 ウィルスによっておこる感染症で、 10歳以下の子供に多く発生します。 免疫ができると自然になおり、 再発もしないようになりますが、 放置すると治るまで1年から2年ほどかかるといわれています。 『水いぼ』 は米粒ほどの大きさの白いブツブツが2〜3個から発生しますが、 これをひっかいたり刺激を与えたりすると 『水いぼ』 の中のウィルス成分がほかの皮膚に付いて広がってしまい、 全身に無数にできてしまうことがあります。

『水いぼ』の治療


 『水いぼ』 は数が少ないうちはピンセットでつまみ取ってしまうことが簡単な治療法です。 しかしながら 『水いぼ』 にかかる年齢が小さな子供のため、 時には泣き叫ぶお子さんもおり、 たいへん気の毒です。 時期がくれば自然に治るからと、 何もしないで様子をみるのも決して間違いではないのですが、 プールや水遊びが好きな子供にとっては早めに手当てをしないとほかの子供といっしょに遊べないことになります。

 『水いぼ』 の数がふえるとその分だけ治療費もかさみ治療に要する日数もかかることになりますので早めの治療が望まれます。 数が多い場合、 液体窒素やドライアイスでいぼをつぶす、痛み止めの手当て (痛みをとるテープが発売されています) をした後でつまみ取るなどの処置を行います。

 いずれにしても、 プールの季節をむかえるにあたり子供たちの皮膚症状に気を配ってあげたいものです。 もしも 『水いぼ』 を発見したならば 『数が少ないうちに、 はやめに診察を』 受けるようにしましょう。


  

クリニックうしたに 院長 牛谷義秀